琉球銀行、純利益51・2%増 14年4~12月期決算


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 琉球銀行(金城棟啓頭取)は6日、2014年4~12月期連結決算(対象子会社6社)を発表した。貸出金利回りは低下したが、好調な住宅ローンなどを背景に貸出金利息は増え、売上高に当たる経常収益は40・9%増の412億3千万円となった。14年4月に実施した琉球リースの子会社化も影響し、経常利益は34・9%増の71億4200万円、純利益は51・2%増の46億5700万円だった。

 銀行単体の経常収益は2・5%増の289億2700万円、経常利益は19・7%増の59億円、純利益は9・4%増の34億7900万円。本業のもうけを示すコア業務純益は13・1%増の68億4600万円だった。システム投資にかかる償却等物件費などで経費は増えたが、生命保険の相談に応じる新たなローンセンターの設置などで役務取引等利益が増加した。
 貸出金の平均残高は6・3%増の1兆3144億円。貸出約定平均金利は低下したが、住宅ローンのほか医療・福祉や不動産など事業性融資も伸びた。預金の平均残高は3・2%増の1兆9006億円だった。
 不良債権比率は14年9月末比0・02ポイント増の2・21%、不良債権残高は2・4%増の303億円。自己資本比率は0・08ポイント減の9・59%だった。