工業デザイナー栄久庵憲司氏死去 卓上しょうゆ瓶などヒット


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 日本の工業デザイン界の草分けで、卓上しょうゆ瓶や秋田新幹線「こまち」のデザインで知られる栄久庵憲司(えくあん・けんじ)さんが8日午前3時57分、洞不全症候群のため東京都新宿区の病院で死去した。85歳。東京都出身。
 1955年に東京芸術大を卒業。57年に「GKインダストリアルデザイン研究所」を設立。61年にデザインした「キッコーマンの卓上しょうゆ瓶」が大ヒットし、世界的ロングセラーになった。
 秋田新幹線「こまち」や成田エクスプレス、ヤマハのオートバイなど数多くのデザインを手掛けた。87~89年、世界デザイン博覧会(名古屋)の総合プロデューサーも務めた。
(共同通信)

死去した栄久庵憲司さん
栄久庵さんがデザインした「キッコーマンの卓上しょうゆ瓶」