総額は7465億円 県が新年度予算案 移設阻止へ経費計上


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 県は9日の庁議で、2015年度の一般会計当初予算案を前年度比226億円(3・1%)増となる7465億円とすることを決めた。7年連続の増額で、過去最高額を4年連続で更新した。政府の沖縄振興予算案は減額されたが、消費税増税や景気回復による県税収入増加などで総額が増えた。

 翁長雄志知事が公約する米軍普天間飛行場の県内移設阻止に向け、米ワシントン駐在員設置の関連経費や知事の訪米関連費を計上した。「アジア経済戦略構想」策定に向けた調査費なども盛り込んだが、前県政で検討してきたカジノ導入に関する経費は計上しなかった。産業振興、観光、社会保障などの分野にも重点的に予算を配分した。
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