翁長雄志知事は10日、4月1日付で発令する県の部長級の人事異動を発表した。文化観光スポーツ部長は湧川盛順氏(55)に代わり前田光幸財政統括監(55)を充てる。
出納事務局会計管理者には金良多恵子観光政策統括監(55)を同じく昇格起用する。定年退職する山城毅農林水産部長(60)の後任は外郭団体に出向していた参事監らを充てる案も浮上していたが、島田勉会計管理者(58)を横滑りさせた。
一方、謝花喜一郎企画部長(57)と當間秀史環境部長(59)は留任し4月からそれぞれ4年目、3年目に入る。金城武子ども生活福祉部長(57)、仲本朝久保健医療部長(55)、下地明和商工労働部長(57)も留任となり、それぞれ2年目を迎える。
翁長知事としては、昨年12月の県政発足からまだ2カ月余りであり、県政の安定運営を図る狙いなどから多くの部長を留任させたとみられる。
知事は4月の定期異動に先行させて1月26日付で町田優知事公室長(59)、平敷昭人総務部長(56)、末吉幸満土木建築部長(58)の3人を起用しており、これで新年度の幹部体制が固まった。