栄養つけ初勝利へ センバツ出場、糸満高野球部


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激励差し入れを使った食事が振る舞われた糸満高校野球部の栄養会=8日、糸満高校

 【糸満】3月21日開幕の春の選抜高校野球出場を決めた糸満高校野球部で8日、激励として寄せられた差し入れを活用した栄養会が開かれた。主催した父母会の大城隆児会長は「周囲も活躍を期待している。感謝のあいさつを忘れないで」と語り、池間誉人主将は「糸満の武器である機動力を使って頑張る」と決意を新たにした。

 JAおきなわから和牛、アグー豚肉、野菜、タンカン、ゼリー、ゆいまーる牧場から石垣牛の寄贈があった。
 父母会が焼き肉丼や豚汁、サラダに調理し、昼食に合わせて振る舞った。寒空の下で午前の練習を終えた部員とマネジャー69人は、スタミナ満点の温かい食事に舌鼓を打った。
 2011年夏以来の甲子園出場で、悲願の初勝利を目指す糸満高野球部。部員全員が地域生え抜きというチームが、お世話になった近隣住民や少年野球、糸高同窓生らに活躍を誓う壮行会を、3月8日午後5時から同校体育館で企画する。入場無料の自由参加で、「育ててもらった地域の方々に選抜出場の報告を兼ねて恩返しをしたい」(上原忠監督)と多くの来場を呼び掛けている。