15年度予算案を国会に提出 96・3兆円、地方に重点


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 政府は12日、2015年度予算案を国会に提出した。一般会計総額は過去最大の96兆3420億円。回復が遅れる地方経済の活性化や少子化対策に重点を置き、安倍政権が掲げる人口減少対策を推進する。
 政府は予算の早期成立を目指すが、3月末までに成立しない場合は最低限の支出を盛り込んだ暫定予算案を編成する。
 15年度予算案は、社会保障費が14年度当初予算より約1兆円増えて、初めて31兆円台に達した。消費税再増税の延期に伴い年金額が低い人への支援策などを見送り、介護報酬も引き下げたが、高齢化や子育て支援の拡充で膨らんだ。
(共同通信)