WTO紛争で日欧勝訴 中国の鋼管関税は不当


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 【ジュネーブ共同】世界貿易機関(WTO)の紛争処理小委員会(パネル)は13日、中国が高性能のステンレス継ぎ目なし鋼管に反ダンピング(不当廉売)関税を不当に課しているとした日本と欧州連合(EU)の訴えを支持し、中国のWTO協定違反を認定する報告書を公表した。中国に措置の是正を求めた。
 パネルは裁判の「一審」に当たり、中国は最終審に当たる上級委員会に上訴することができる。
 中国は2012年、日本とEUの鋼管が中国で不当に安く販売されているとして、反ダンピング関税を課すことを決定。これを不服とした日本政府とEU欧州委員会はそれぞれパネル設置をWTOに要請した。
(共同通信)