【ハワイ】日本との親善に尽力 仲嶺氏、在ホノルル領事から表彰


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ハワイパシフィックプレスの仲嶺和男社長(前列左から5人目)の表彰祝賀会に駆け付けた参加者

 ハワイと日本の相互理解および友好親善に尽くしたとして、ハワイパシフィックプレスの仲嶺和男社長(75)が昨年暮れ、重枝豊英在ホノルル総領事から表彰を受けた。1日にハワイ日本文化センターで、仲嶺氏の表彰祝賀会が開かれた。

 日本語、英語の月刊紙ハワイパシフィックプレスは、ホノルル市で1977年に創刊。以来38年間、ハワイ日系社会の貴重な情報源となっている。
 仲嶺氏は国頭村出身。琉球新報社に5年間、記者として勤めた後、ハワイへ70年に移住した。批判を恐れないことをモットーに、良い新聞を作ることに努めてきたという仲嶺氏は「良い新聞を作ることが、支えてくれている皆さまへの恩返しだと思っている」とあいさつ。社員、スポンサー、愛読者、寄稿者への感謝の言葉を述べ、創刊以来のスポンサーであるタマシロマーケット、アロハ豆腐、シティバンク、セントラルパシフィックバンク、レストラン国の代表者を紹介した。
 祝賀会であいさつした重枝総領事は「仲嶺氏が新聞というメディアを通し、日本文化の啓発を長年にわたり行ってきたこと、議論の場を人々へ提供してきたことに感謝したい」と述べた。また会場では、ホノルル市議会を代表してアン小林議員から功労賞が授与された。
 会場には、スポンサー、愛読者、友人ら200人余が集まり、たくさんの人々に夢や勇気を与えた仲嶺氏の受賞を心から祝った。余興も行われ、最後はカチャーシーで幕を閉じた。(名護千賀子通信員)