燃料電池車を体感 沖縄トヨタがMIRAI試乗会


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特別試乗会が行われた次世代燃料電池車MIRAI=16日、北谷町の県トヨタグループ「北谷ランド」

 【北谷】水素と酸素で発電し走行する燃料電池自動車、トヨタ「MIRAI(ミライ)」の特別試乗会が16日、北谷町宮城の沖縄トヨタグループ「北谷ランド」で行われた。県や市町村、レンタカー業者ら80人が出席して、究極のエコカーとされる燃料電池車を体感した。

 MIRAIは、温室効果ガスの一つである二酸化炭素を一切排出せず、1回当たりの水素補充時間3分で650キロの走行が可能。県内での水素ステーションの設置は現在未定で、将来的な設置を見据え、先行して試乗会を開催した。
 滑らかで静かな走行が特徴のMIRAIは、車体の長さが約4.9メートル、幅1.8メートル、高さ1.5メートル。水素タンクは強度・耐久性とも水素を漏らさないための安全対策が施されている。メーカー希望小売価格は723万6千円。試乗会に参加した県商工労働部の担当者は「将来の水素社会の到来を見据え、水素ステーション設置に向けた勉強会を重ねている」と話した。