「繁多川島豆腐めん」最優秀 那覇の物産展きょうから開催


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城間幹子市長(中央)と共に那覇市長賞受賞を喜ぶ企業代表ら=10日、那覇市役所

 第37回那覇の物産展が開催されるのを前に、優れた出展商品に贈られる那覇市長賞の表彰式が10日、市役所で開かれた。5品が受賞し、沖縄繁多川島豆腐めん事業協同組合(永吉盛祐代表理事)の「琉宮の白弦島豆腐うどん・島豆腐そうめん」が最優秀賞を勝ち取った。

琉球王朝時代から続く繁多川豆腐をめんに配合したことなどが評価された。城間幹子市長は「注ぎ込まれた情熱と日々研さんを重ねる姿勢に敬意を表する」と語った。
 優秀賞は県産シークヮーサーを使った菓子「新都心れもん」(shouzu sweets OZ)、ブライダルギフト用として開発した「かめ天ぷらのさーたぁーアンダギーブライダル」(さくら家さくら)、月桃の葉を使ったハーブ水「月桃ウォーター・タイリン月桃ウォーター」(日本月桃)、外国人観光客に人気の「和装箸袋」(沖縄ゴールデンファーム)の4品が受賞した。
 沖縄繁多川島豆腐めん事業協同組合の津覇賢治郎理事は「繁多川では53店舗あった島豆腐店が3店舗まで減少している。今後50年、島豆腐産業が続き、繁多川が豆腐の里として再び認められるよう始まったのがめん作りプロジェクトだ。こうして皆さんの目に留まったことは感謝に堪えない」とあいさつした。
 受賞5社を含む27社が出展する第37回那覇の物産展は17日から23日まで、デパートリウボウ6階催事場で開催される。