【ワシントン共同】米航空宇宙局(NASA)は17日、火星と木星の間の小惑星帯にある準惑星「ケレス」の姿を、無人探査機ドーンが約8万3千キロの距離から撮影した画像を公開した。
ドーンは3月6日にケレスに到着後、周回軌道に入って観測を始める予定。ケレスは惑星になりそこなった太陽系初期の原始惑星の一つとみられており、太陽系の成り立ちを解明する手がかりが得られると期待される。
ケレスは小惑星帯で最初に発見された天体で、直径約950キロと飛び抜けて大きな直径と質量を持つ。ほかの小惑星と違ってほぼ球形で、クレーターで覆われた表面にある白い点のような領域が特徴。
(共同通信)