15春闘の労使交渉スタート 自動車労組が要求書提出


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富士重工業の吉永泰之社長(左)に要求書を提出する、同社労働組合の山岸稔執行委員長=18日午前、東京都渋谷区

 連合傘下の自動車総連に加盟する自動車メーカーの各労働組合が18日、ベースアップ(ベア)に相当する賃金改善分として月額6千円を求める要求書を経営側に提出し、約1カ月にわたる2015年春闘の労使交渉が始まった。業績回復を背景に経営側は、2年連続のベア実施をする方向で、昨年実績への上乗せをめぐる攻防となりそうだ。

 電機連合加盟の主要電機メーカー各労組も19日までに要求書を提出する。春闘の相場形成に大きな影響力を持つ自動車や電機業界がけん引役となり、中小や地方の企業に賃上げの動きが広がるかも焦点。
 3月18日に自動車や電機を含む大手企業の回答が出そろう見通し。
(共同通信)