日銀、大規模緩和を継続 景気「緩やかな回復基調」


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 日銀は18日、金融政策決定会合を開き、現行の大規模な金融緩和の継続を賛成多数で決めた。物価の伸び悩みが続いているが、原油安が落ち着けば物価は上昇傾向に戻ると判断した。国内景気の現状判断は、輸出や生産の増加を背景に「緩やかな回復基調を続けている」とし、17カ月連続で据え置いた。

 会合では、原油価格の下落によって脱デフレの動きに遅れが出ていないかを議論した。2015年春闘では昨年に続き、賃上げに向けた動きが広がっており、所得が改善して消費を刺激し、物価を押し上げるという好循環が続いていると判断したとみられる。
(共同通信)