ソニー、10月にAV分社化 創業事業から距離


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 ソニーは18日、音響・映像(AV)機器事業を、10月1日をめどに分社化すると発表した。構造改革の一環。大規模な投資をしないで、経費削減や迅速な経営判断を徹底し、黒字を着実に確保する狙いがある。

 ソニーは昨年7月にはテレビを分社化。創業精神を受け継ぐ電機事業から距離を置く姿勢が、一段と鮮明になった。
 同時に、2015年度から3年間の収益拡大に向け半導体やゲーム機、映画、音楽を柱に位置付けると説明した。娯楽事業に集中的に投資する。
 これまで成長の柱としていたスマートフォンは苦戦が続いており、赤字を出さないことを最優先に事業を運営する。
(共同通信)