那覇市の城間幹子市長は18日までに、1人空席となっている副市長に知念覚政策統括調整監(51)を起用する人事案を固めた。50代前半の市職員が副市長に登用されるのは初めて。
追加議案として26日に市議会に提出する。後任の政策統括調整監には上地英之企画財務部長(56)を充てる方向で調整している。
知念氏は秘書広報課長や総務部副部長、総務部長を歴任し、2013年度から現職。複数部署にまたがる課題などで調整能力を発揮した手腕が評価された。
もう1人の副市長が元那覇市議の久高将光氏であることから知念氏の起用には政治、行政のバランスを取る狙いもあるとみられる。