格安航空会社(LCC)のピーチ・アビエーション(大阪)の井上慎一最高経営責任者(CEO)は20日、豊見城市で琉球新報社の取材に対して、ことしの夏にアジアと那覇を結ぶ国際線を新設することを明らかにした。就航先は那覇から片道4時間圏域内の都市を想定し、3月中に発表する予定。
宮古路線について「魅力的だ」と興味を示し、宮古-関西と那覇-宮古線の就航は「可能性がある」とした。さらに、那覇-成田線などの就航も可能性があるという。
現在運休している那覇-石垣線については「1日2~3往復が飛べる状況になったら、運航を再開したい」と述べた。
ピーチは21日に那覇-香港線を就航する。井上CEOは「那覇-香港線は大きな需要が見込まれるため、春節(旧正月)期間の就航を決めた」と説明した。その上で「(同路線は)週4往復でスタートするが、今後香港の空港の発着枠が取れたら、週7往復で運航したい」と話した。那覇-香港線の搭乗率は75~80%を目指したいという。