サンバ「宮城姉妹」が大宜味村の初代観光レディに


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観光レディ委嘱式で宮城村長(右)と一緒にサンバを踊る宮城姉妹=16日、大宜味村役場

 【大宜味】サンバユニット「宮城姉妹」の2人が16日、初代「大宜味村ふるさと観光レディ」に任命された。村は両親が同村根路銘出身で、サンバの本場ブラジルでも活躍している宮城姉妹に「村と世界の懸け橋になってほしい」と白羽の矢を立てた。同日、宮城功光村長から委嘱状を受けた2人は「大宜味を世界にPRしたい」と意気込んだ。

 委嘱状を受けた2人は村役場庁舎内でサンバを披露し、観光レディとして早くも村を盛り上げた。宮城村長も一緒に踊った。
 「宮城姉妹」は、姉の佳代子さん、妹の弥生さんの2人からなる。2014年3月、サンバの本場ブラジルのサンパウロで開かれたカーニバルに、トップチーム「アギア・ジ・オウロ」のパシスタ(花形ダンサー)として出場するなど、活躍の場は沖縄にとどまらない。
 同じ名字の宮城村長は「親戚かもしれないね」と語りながら、2人に観光レディのたすきを掛け、シークヮーサーなど特産品や村の魅力発信に期待した。宮城姉妹からは新発売のCDとポスターが贈られた。
 おじがシークヮーサー農家で、収穫時期に手伝いに来るという宮城姉妹。佳代子さんは「実際に大宜味に足を運んでもらえるように人や海などの美しさを伝えたい」と気を引き締めた。弥生さんは「大宜味のことをもっと勉強して声を大きくしてPRしたい」と語った。
英文へ→Samba duo Miyagi sisters become tourism ambassadors for Ogimi Village