電通が24日発表した2014年の国内の総広告費は、前年比2・9%増の6兆1522億円で、3年連続で前年を上回った。消費税増税前の駆け込み需要を取り込もうと腕時計などの広告が増えたほか、ソチ冬季五輪、サッカーのワールドカップブラジル大会関連が押し上げた。インターネット広告は初めて1兆円を超えた。
総広告費が6兆円超となったのは、08年以来6年ぶり。電通の担当者は「景気回復に伴って、広告費は堅調に伸びている」と説明した。
ネット広告は12・1%増の1兆519億円。スマートフォンやタブレット端末の普及が後押しした。
(共同通信)