オリオンビール、ライカムにビアホール出店へ


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 オリオンビール(浦添市、嘉手苅義男社長)が、ことし4月に北中城村に開業するイオンモール沖縄ライカムで、ビアホールを核とした飲食事業を始めることが24日、分かった。同社はこれまで、ホテルやゴルフ場などの系列企業内を中心に飲食事業を展開していたが、イオンモールへの出店で飲食事業に本格的に参入する。

 ビアホールなどの運営は新たに設立するライカム合同会社が担う。ビアホールやレストランなどを通じて、国内外からの観光客にオリオンビールの製品をPRする。
 同社は海外戦略に力を入れており、昨年10月には台湾で、初の海外でのビアフェストを開催した。さらに同月から台湾のファミリーマート約2500店舗でオリオンビールの販売を始めている。
 沖縄ライカムを訪れた海外からの観光客に同社の製品を飲んでもらい認知度を高めることで、海外でのオリオンビールの販売拡大につなげたい考え。
 オリオンビールは経営基盤の強化を目的に、主力のビール事業のほか、ホテルや太陽光発電など事業の多角化を進めている。(佐々木健)