「エーデルワイス」開店 県産品使い、カフェ併設


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沖縄の素材を生かしたエーデルワイス沖縄のチョコレート

 高級洋菓子製造・販売の「エーデルワイス沖縄」(西原町、比屋根毅会長、仲田龍男社長)の第1号店が25日、那覇市久茂地の沖縄タイムスビル1階にオープンする。シークヮーサーや紅イモなど県産素材を取り入れたチョコレート、ケーキなど約150種類の洋菓子をそろえる。

翁長雄志知事をはじめ経済界から多くの人が出席し、24日、内覧会が開かれた。
 第1号店はアンテナショップの位置付けで、面積は約165平方メートル。厨房(ちゅうぼう)を備え、カフェスペースも設けた。年間売り上げ目標は2億4千~5千万円。
 比屋根会長は4月からチョコレートを主にした土産品を本格展開する意向を示し「高温にも耐えられる、ハワイに負けないチョコレートを作る」と意気込んだ。客の声を聞きながら商品の研究開発を進め、来年度以降、ショップやレストラン、菓子博物館などを備えた大型のモデル店舗を那覇市周辺に開設する計画だ。開業後は約10億円の売り上げを目指す。
 比屋根会長は「故郷沖縄に本格的な店を出したいという長年の夢が実現した。既に本土のデパートから出店の要望もあり、沖縄を拠点に本土へも進出していきたい」と話した。
 エーデルワイス沖縄は洋菓子メーカー大手のエーデルワイス(神戸市)と県内製パン大手のオキコが共同で2014年に設立した。