1月の消費支出5・1%減 10カ月連続、震災後上回る


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 総務省が27日発表した1月の2人以上世帯の家計調査によると、1世帯当たりの消費支出は28万9847円となり、物価変動を除いた実質で前年同月比5・1%減となった。2014年4月の消費税増税以降、10カ月連続のマイナス。前年割れの期間は、東日本大震災直後の11年3~11月を上回った。
 減少幅は3・4%減だった14年12月より拡大し、増税や円安による物価高で家計の慎重姿勢が続いている。景気の本格回復に向けて、消費をてこ入れする経済対策が重要課題となっている。
 自営業などを除いたサラリーマン世帯の消費支出も4・3%減の32万674円と10カ月連続で減少した。
(共同通信)