冷やすあんぱん 最高賞 宮古島スイーツコンテスト


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 【宮古島】宮古島の特産品・紫芋を使った新商品を提案する「第1回宮古島スイーツコンテスト」(宮古島地域雇用創造協議会主催)が13日、宮古島市役所1階ロビーで開かれた。多くの市民が参加し、出展された作品を試食し、宮古島の顔となる「新名菓」を選んだ。最優秀金賞には富士製菓製パンの上地隆徳さん(31)が作った「生クリーム紫あんぱん」が選ばれた。

 コンテストには30作品が応募し、書類審査を通過した8作品の試食品が提供された。
 最優秀金賞に選ばれた上地さんの作品は、冷やして食べるスイーツパン「生クリームあんぱん」のパン生地とあんこに宮古島産紫芋を使ったもの。見た目が色鮮やかになるほか「アントシアニン豊富で健康的かつ宮古島を感じられるものに仕上げた」とした。
 試行錯誤し、約1カ月かけて作品を作った上地さん。「3月には商品化するのでぜひ多くの人に食べてほしい」と期待を込めた。
 宮古島地域雇用創造協議会会長の長濱政治副市長は「宮古島の新しいスイーツとして全国、世界に発信したい」と期待を込めた。
 その他の受賞作品は次の通り。(敬称略)
 ▽金賞 畑(ぱり)のゆさらび~紫芋とドラゴンの初恋(宮古島熱帯果樹園まいぱり、石山竜丞)、紫芋のスフレ(モトムラ和洋菓子店、本村隆)、ちゅら恋紅のほっこり焼き(石垣智枝)

最優秀金賞を受けた生クリーム紫あんぱんと上地隆徳さん=13日、宮古島市役所平良庁舎
紫芋スイーツを試食する市民