【ニューデリー共同】日本政府は28日、インドの首都ニューデリーでJR東日本などが受注を目指す西部ムンバイ―アーメダバード間の高速鉄道計画の受注に向け、新幹線の魅力を訴えるセミナーを開いた。
7月には日本とインドが合同で実施する事業化調査が終了する見込みで、総工費は1兆円以上に上る。日本は日系企業連合が受注する前提で円借款を打診しているが、インド政府内では財政事情もあり、国際競争入札を実施すべきだとの慎重論もある。
インドの高速鉄道計画は現在7路線で検討中。フランスも事業化調査を既に実施。中国も強い関心を示しており、今後駆け引きが激しくなる見通しだ。
(共同通信)