中国が再利下げ、0・25% 政府の危機感鮮明に


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 【北京共同】中国人民銀行(中央銀行)は28日、金融機関の貸出・預金金利を3月1日から、それぞれ0・25%引き下げると発表した。昨年11月に続く再利下げに踏み切り、下振れしている景気を支える。立て続けの金融緩和で、経済の先行きに中国政府が危機感を持っていることが鮮明となった。

 貸出金利は1年物で5・35%、預金金利は2・50%にする。金融緩和で企業が資金を借りやすいようにする。人民銀は2012年7月以来の前回利下げの効果は「一定程度」出ているとした上で、再利下げで「(企業などの)資金調達コストを引き下げる効果をさらに確実にする」と説明している。
(共同通信)