来春採用大学生の就活スタート 那覇でも合同会社説明会


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企業の担当者の説明を熱心に聞く就活生ら=1日、那覇市の奥武山公園県立武道館

 2016年度春の採用に向けた企業の会社説明会が1日解禁され、大学3年生らの就職活動が本格的にスタートした。経団連の日程ルールが変わり、開始時期がこれまでより3カ月遅くなった。県内でも同日、那覇市の県立武道館で合同会社説明会「マイナビ就職セミナー沖縄会場」(マイナビ主催)が開かれ、大学生や専門学校生など約1100人が来場した。説明会には県内外のさまざまな業界から34社が参加し、就活生らは熱心にメモを取りながら、人事担当者らの説明に耳を傾けた。

 説明会に参加した沖縄大学3年の小橋川翔太さん(21)は「興味のなかった業種でも説明を聞いたら興味が湧いてきた」と話し、就活への意欲を語った。
 就活の早期化で学業に支障が出ているとの大学の指摘を受け、経団連は13年9月に新たに「採用選考に関する指針」を定め、会社説明会の解禁をこれまでの12月1日から3月1日に繰り下げた。