八重山、初出場V 美ら島学童軟式野球


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優勝した八重山選抜

 第6回美ら島学童軟式野球交流大会=6年生市町村選抜交流大会(主催・同実行委員会、共催・琉球新報社、月刊おきなわ野球大好き)最終日が1日、今帰仁村総合運動公園で行われ、決勝で八重山選抜が那覇選抜Aを1―0で破り、初出場で初優勝を飾った。

八重山は初回、砂川羅杏の適時二塁打で先制。先発の下地寛太郎が完封し、逃げ切った。3位に那覇選抜Bが入った。

◆ピンチの場面 ギア上げ力投/下地、1点守る
 投手が6人いる八重山選抜で、決勝のマウンドを任されたのは下地寛太郎。新良和人監督が「(投手陣の中で)一番、気持ちが乗っている」と評する右腕が、大舞台で気合の入った投球を見せ、無四球完封。チームを初優勝に導いた。
 八重山は初回、守備の乱れで二塁に走者を背負う。一打同点のピンチに下地は「エラーから失点したくない」とギアを1段上げた。力のある直球で押し、後続を打ち取った。
 「うちは後にもいいピッチャーがいるので、序盤から飛ばした」と下地。最後まで勢いを失うことなく投げきり、初回に味方が挙げた1点を守った。息の詰まる投手戦を制し「スピードも制球も調子が良かった。楽しく投げられた」と笑顔を見せた。