【中国時報】ペット有料引き取り 新北市、月内にも開始


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 遺棄されたペットの殺処分ゼロを目指す台湾の新北市はこのほど、早ければ3月から、ペットを手放す飼い主から有料でペットを引き取り、新しい飼い主を探すサービスを開始することを明らかにした。料金は1件2400元(約9千円)の予定だ。

 同様の制度は、すでに台北市や花蓮市などで施行されているが、新北市は同制度がペットの遺棄を奨励することになることを危惧し態度を保留してきたが、市長の「ゼロ殺処分」宣言を機に、法令の改正に着手したもの。
 近年動物愛護への関心は高まっており、新北市でも4年前には57%だった遺棄動物の殺処分率は昨年は10%に減少。収容した1万2千匹のうち、7500匹が引き取られた。市では今後収容施設の拡充を進めると同時に、番犬やセラピードッグとして訓練するなど、有効利用策も進めていく。