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東日本大震災で被災した岩手、宮城、福島3県で、労災による昨年1~12月の死亡者は少なくとも計76人に上り、年間では震災のあった2011年以降で最悪となったことが3日、分かった。死傷者の合計は10年に比べ13%増え、建設業に限ると56%も多かった。
復興工事の本格化で経験の浅い作業員が増えたのに対し、事故防止策が追いついていないのが要因。3県内の労働局が昨年12月に立ち入り検査した建設現場では過半数に安全上の法令違反があり、是正を求めている。
昨年の労災件数によると、岩手では震災後で最も多い26人が死亡し、宮城は20人、福島では30人が亡くなった。
(共同通信)