名護市勝山区が生産局長賞報告 農水省主催、循環型農業


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
名護市勝山区の山城秀樹区長(左から4人目)ら=2日、名護市役所

 農林水産省主催の「環境保全型農業推進コンクール」で、生産局長賞を受賞した名護市勝山区の山城秀樹区長らは2日、県庁と名護市役所を相次いで訪れ受賞を報告した。

 勝山区は、ヤギのふんとシークヮーサーの搾りかすを堆肥化して園地に還元する循環型農業を実践している。県庁で山城区長は「受賞をきっかけに農業者の生産意欲を高め、シークヮーサーの付加価値向上につなげたい」と話した。勝山シークヮーサーの山川良勝社長は、名護市役所に訪れ受賞を報告し、「取引するシークヮーサーの全農家が県のエコファーマー認定を受けるように、今後も一層環境保全型農業の推進に努めていきたい」と語った。同コンクールは環境保全型農業に取り組み、地域発展に貢献する農業者を表彰。勝山区は農林水産大臣賞に次ぐ生産局長賞を受けた。