共生社会へ心つなぐ 障がい者の目線、祭り通して理解


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ココロつながるフェスティバルで紹介されるウェルチェアラグビー=2月28日、宜野湾市立体育館

 【宜野湾】ココロつながるフェスティバル(県主催)が2月28日、宜野湾市立体育館で開かれた。各種イベントを通して「県障がいのある人もない人も共に暮らしやすい社会づくり条例」の周知を図った。

会場には、なんでも相談コーナーやパネル展示、スポーツコートなどが設けられ、共生社会の在り方を共に考えた。
 フェスティバルは、昨年4月に施行された同条例の内容を広く伝えるのを目的に開催された。
 スポーツコートでは、激しくぶつかり合ってボールを奪い合うウェルチェアラグビーのデモンストレーションも行われた。タックルが許される競技とあって、選手同士の車いすがぶつかるたびに衝突音が会場に響き、迫力ある競技に観覧者は圧倒された。
 ラグビー用の車いすに体験試乗した女性は、車いす競技の裾野が広がっていることに驚き、「すごくいい体験になった」と感想を話した。
 特設ステージでは、ジョニー宜野湾さんらの演奏や泉&やよいによるミニステージ、フラダンスの披露などもあり、観客は多彩な催しを楽しんだ。また競技用の車いすや義足の展示などもあり、参加者はさまざまな体験を通して、障がい者の目線からの社会づくりについて考えた。