オリオンビールも献金 首相代表団体に6万円


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 安倍晋三首相が代表を務める自民党山口県第4選挙区支部が国の補助金交付の決まった企業から政治献金を受けていた問題で、オリオンビール(浦添市、嘉手苅義男社長)からも受領していたことが4日分かった。山口県の政治資金収支報告によると、同社は2013年度に6万円を同支部に寄付していた。

 政治資金規正法は国からの補助金の交付決定通知から1年間、政党や政治資金団体へ寄付を禁じている。
 国土交通省によると、オリオンビールは2012年8月10日、同省から住宅・建築物省CO2先導事業の採択決定の通知を受けた。補助金は「ホテルオリオンモトブ環境再生リゾートプロジェクト」の一環。同社が運営するホテルの二酸化炭素の排出量を抑えた空調設備や温泉を活用した給湯設備の導入などに活用されている。
 政治資金収支報告によると、オリオンビールは12年度と13年度に自民党山口県第4選挙区支部に献金している。オリオンビールと自民党山口県第4選挙区支部は本紙の取材に対し、5日午前0時までに回答していない。