サンエー3年連続1位 県内学生の就職志望ランキング


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2016年3月卒業予定者就職志望ランキング

 求人情報誌を発行するラジカル沖縄は4日までに、2016年3月に卒業予定の学生を対象にした就職志望ランキングをまとめた。県内流通最大手のサンエーが3年連続で1位となり、昨年に引き続き2位が沖縄銀行、3位は琉球銀行と続いた。志望理由の上位は「職場に活気があり、雰囲気が良い」「若いうちから責任のある仕事を任せてもらえる」「安定性・将来性がある」などが挙がった。

 ラジカル沖縄が2日に開催した合同企業説明会でアンケートを配布し、742人から回答を得た。
 4位のJAおきなわ(県農業協同組合)、5位オリオンビール、6位琉球光和、7位イオン琉球が昨年に続きベスト10入りした。
 沖縄セルラー電話は、昨年の23位から8位に浮上。インターネットサービス業のシーエー・アドバンスは昨年の16位から9位に順位を上げ、初めてベスト10入りした。一方、これまでの調査で毎回ベスト10入りしていたホテル業が外れ、20位以内は16位のザ・テラスホテルズの1社だけだった。
 ラジカル沖縄は企業の広報活動が3月解禁となったことから「超短期決戦の中で、複数の内定を得る学生と1次面接でつまずく学生の二極化がさらに強まる」と予測した。就職活動を始める学生に対し「受け皿は多くなっているが、企業の採用基準は甘くない。楽観視せず、筆記や面接などの対策をしっかりする必要がある」と呼び掛けた。