機材大型化や席数増に努力 スカイ減便でANA、JAL


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 安慶田光男副知事は9日、全日本空輸(ANA)と日本航空(JAL)の本社をそれぞれ訪ね、スカイマークの運休などに伴い、減便が懸念される沖縄関係路線の輸送量の確保を要請した。志岐隆史ANA取締役執行役員は「夏に宮古-関西便の運航や石垣便の大型化が決定している。引き続き、離島への送客に取り組む」と回答。西尾忠男JAL国内線事業担当役員は「JALグループとして、提供座席数の増加へ努力したい」と述べた。

 要請で安慶田副知事は、スカイマークの運休や減便を受け「利用の制限や、観光を中心に地場産業への影響、運賃の急激な値上がりによる利用者負担の増加などを憂慮している」と懸念した。
 その上で「(沖縄路線の)増便や機材の大型化などによる輸送能力の確保に協力していただき、県民や観光客が安心して利用できる運賃の設定に特段の配慮をお願いしたい」と要望した。