リウボウインダストリー(糸数剛一社長)などリウボウグループは10日、デパートリウボウとスーパー「リウボウストア」全14店、沖縄三越跡のハピナハでTポイントサービスの導入を始めると発表した。
開始は5月中旬を予定。グループ間の相互送客や新規顧客の拡大に加え、蓄積した購買行動データをマーケティング(販売)戦略に活用する狙いもある。百貨店の実店舗への導入は全国初。
デパートとストアのほか、無印良品天久店と久茂地店やリウボウ商事の空港売店にも導入する予定。200円の買い物で1ポイントが付与される。既存のリウボウカードや楽天Edyの利用でも、ともにポイントが付く。グループの沖縄ファミリーマートは2007年度から既に導入している。
ファミマではレジのPOSデータで顧客属性などを分析しているが、百貨店などでは行われていなかった。糸数社長は会見で導入の狙いとして「グループ間のシナジー(相乗)効果として相互送客していく」と語った。Tポイント・ジャパンの北村和彦副社長は「立地や店舗ごとに合った品ぞろえも可能になる。リウボウグループのファン拡大を支援させていただきたい」と述べた。