地元愛 コメディーで 映画「たま子と陽迎橋のマジムン」


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
「たま子と陽迎橋のマジムン」上映会への来場を呼び掛ける池間夏海さん(中央)ら関係者=3日、浦添市役所

 【浦添】浦添発の地域映画「たま子と陽迎橋のマジムン」がこのほど撮影終了し、高山創一監督や石川丈正市観光協会会長ら関係者による製作発表会が3日、浦添市役所で開かれた。

当山・西原・前田地区を中心とした陽迎橋地域を舞台に、地元への愛着を描くコメディー。たま子役で主演する池間夏海さん(12)は「みんなが笑わせてくれて楽しく撮影できた。多くの人に見てほしい」と呼び掛けた。
 映画は30分の短編。「島ぜんぶでおーきな祭(第7回沖縄国際映画祭)」に合わせて、22日午後4時半から浦西中学校で上映イベントが開かれる。入場無料。
 昨年の「たま子とチョーチカーの呪文」に続く浦添が舞台の映画で、今回は陽迎橋商工業者会が地域商店街活性化事業(にぎわい補助金)を活用して製作した。
 同業者会の宮里常光会長は「東から上る太陽が当たり、光り輝いたことから陽迎橋の名が付いたとの説があり、英祖王の由来もある。知名度を上げ、地域を盛り上げたい」と完成を喜んだ。
 たま子が父親(比嘉恭平さん)と共に陽迎橋の取り壊しをやめさせようと駆け回る中、橋に封じられていたマジムンが人々をゾンビにしていくという奇想天外なストーリー。
 自治会長役に城間やよいさんのほか、松本哲治市長ら陽迎橋地域の人々も出演している。