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補い合い88キロ完走 久米島トライアスロン

見事完走を果たし笑顔を見せる赤嶺政則さん(右端)、島袋勉さん(右から2人目)、金城晃仁さん(同4人目)=8日、久米島イーフビーチホテル

 【久米島】「諦めなければ可能性は無限大」を合言葉に、障がいのある赤嶺政則さん(52)=豊見城市、金城晃仁さん(43)=同、島袋勉さん(51)=那覇市=がチームで総距離88キロの久米島トライアスロンに挑んだ。

3人は「仲間と一緒なら何でもできる」と思いを一つにし、見事完走を果たした。
 出場を呼び掛けたのは、2011年に病を患い、下半身まひの障がいが残った赤嶺さんだ。病気にかかる以前に出場していたトライアスロンにことし再挑戦しようと決意し、両足義足のランナーで知られる島袋さんとアテネ・パラリンピック出場経験のある金城さんに声を掛けた。
 「僕らが出場することで障がいや病気で悩んでいる人に、挑戦することの大切さを知ってもらいたい」と、赤嶺さんの思いに触れ、2人は二つ返事で出場を決めた。金城さんは10年ぶり、島袋さんは初のトライアスロン出場。「TEAM CAN(チーム・キャン)」と命名し、赤嶺さんがスイム、島袋さんがバイク、金城さんがランに挑んだ。
 島袋さんは「次の人にバトンを渡さないといけないという気持ちで走った。障がいがあっても仲間と補い合えば達成できる」と力強く語り、金城さんも「挑戦しないと前には進めない。諦めない姿を息子に見せることができてよかった」と笑顔で語った。
 赤嶺さんは「今回の経験を生かして、今後は障がいのある人のトライアスロン出場をサポートしたい」と語った。
 さらに「僕自身は5年後の東京パラリンピック出場を目指す。挑戦したいことはまだ山のようにある」と瞳を輝かせた。