財務省が18日発表した2月の貿易統計(速報、通関ベース)によると、輸出から輸入を差し引いた貿易収支は4246億円の赤字だった。貿易赤字は32カ月連続。ただ原油安で輸入額が減ったことなどが影響し、赤字額は前年同月と比べ47・3%縮小した。
輸出は2・4%増の5兆9411億円と6カ月連続で増加した。自動車や半導体などの電子部品が好調だった。
輸入は3・6%減の6兆3657億円と2カ月連続で前年を下回った。原油や石油製品、液化石油ガス(LPG)が大きく減ったことが要因だ。
地域別の収支は、対中国が7689億円の赤字となり、赤字額は前年の6・7倍に膨らんだ。
(共同通信)