部活動の平日週1休養 中学62・4%が設定


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 「過剰な部活動」が生徒の心身や授業態度に影響を与えることが問題視されていることを受け、県教育庁が2014年11月に行った「学校体育・運動部活動等に関する調査」で、県内公立中学校の運動部活動について、平日に週1日の休養日を「設定している」と答えた学校は149校中93校(62・4%)だった。

13日に県教育庁で行われた「学力向上推進本部会議」で報告された。
 平日週1日の休養日を「これから設定する予定」は25校(16・8%)、「設定していない」は31校(20・8%)だった。
 「設定している」と答えた93校中、休養日が「守られている」と答えたのが80校(86%)、「一部守られていない」が11校(11・8%)、「守られていない」が2校(2・2%)だった。
 この結果について県教育庁は、部活動の平日週1日休養日を設定している学校が半数を超えていることから「各学校が意識して取り組んでいる結果だ」と一定の評価をした。一方で「望ましい部活動の実現に向け、もっと(設定校が)増えてほしい」との声もあった。休養日を設定していない中学校に対しては、研修などで設定を呼び掛けていく。
 県教育委員会は2014年10月に、県内全公立小中学校に部活動の平日週1日休養日を求める提言を出していた。