日本青年団協会長に照屋仁士さん 県内から初


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照屋 仁士さん

全国45都道府県の青年団組織でつくる日本青年団協議会(日青協)の会長に、日青協副会長で、南風原町議の照屋仁士(ひとし)さん(38)=南風原町=の就任が22日、内定した。

同日、都内で開かれた日青協の2015年第1回理事会で次期役員について審議され、照屋さん以外に立候補はなく、全国の代表者よる信任投票で過半数を獲得した。5月の定期大会で正式に就任する。県内からの日青協会長就任は初めて。
 照屋さんは「日青協は沖縄の復帰運動の時に大きな役割を果たしており、その恩返しの意味も含め、全国に貢献できればと思う」と語った。
 戦後70年という節目の年の会長就任には「沖縄は戦後の復興についても日本青年団協議会に励まされてきた。今後は励まされる存在ではなく、沖縄の青年会が各地で活躍しているように全国各地の団体が表に出て活動するよう励ます立場になれれば」と述べた。日青協は中国の砂漠を緑化する事業を展開しており「今後も東アジアとの交流を深めていきたい」と抱負を述べた。
 照屋さんは南風原町青年連合会会長、県青年団協議会会長、日青協常任理事を歴任、2012年からは同副会長。2007年に宜野湾市で開かれた「教科書検定意見撤回を求める県民大会」で、県青年団協議会会長として登壇し検定意見の撤回を訴えた。南風原町議には10年に初当選、現在2期目。