【ドイツ】新年会20人交流 三線寄贈報告も


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各地から集まったドイツ沖縄県人会新年会の参加者=1日、ドイツ・ケルン市

 ドイツ沖縄県人会(崎原永人会長)は1日、ケルン市の日本料理店「京都」で毎年恒例の新年会を開いた。ドイツ各地に留学している高校生4人も参加し、約20人が近況を報告し合うなどして交流した。

ジューシーおにぎり、クーブイリチーなどの沖縄料理やチーズケーキ、ティラミス、サーターアンダギーなどのデザートも各自持ち寄り、幼児から大人まで会話や食事を楽しんだ。
 新年会では、夏にデュッセルドルフ市で開かれた「第3回世界若者ウチナーンチュ大会ドイツ・2014」で、同県人会へ三線10丁が贈られたことなどの報告が崎原会長からあった。三線は同県人会の希望者に貸し出される。
 県出身の父とドイツ人の母を持つ中山ヨハネス聡一郎さん=アーヘン工科大学2年=は大学で1人暮らしをするアーヘン市から参加。店内で遊ぶ2、3歳の子どもたちを見詰めながら「自分も最初参加した時はこんなに小さかった。県人会の集まりは参加者自身や言葉や文化、料理にも沖縄とドイツの面白いミックスがあって楽しい」と話した。
 ドイツ中央部エアフルト市の高校に県費留学している金城実希さん=開邦高2年=は「今日はウチナーンチュの温かさを感じてほっとしている」と話し、留学生活は「ホームステイ先でやっとドイツ語で会話できるようになり、学校も生活も何もかもが楽しくなってきたところ」と笑顔を見せた。(田中由希香通信員)