リバーパークへ着々 宜野座村が漢那の国有地購入


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宜野座村漢那の国有地の売買契約を交わす(左から)當真淳村長、宮城貢総務調整官

 【宜野座】宜野座村は19日、リバーパーク整備事業の実現に向け、村漢那にある国有地の売買契約を交わした。同日村役場で契約式が開かれ関係者が出席した。購入した土地は、村の「漢那福地川リバーパーク基本計画」に基づき、観光センターや駐車場などを建設する。

 村が購入したのは道の駅ぎのざ横の約8580平方メートルの国有地で、8400万円。漢那ダムを建設した際の残土で埋め立てた土地で、さら地になっていた。
 村は漢那ダム上流部から道の駅ぎのざのある河口付近まで観光拠点として整備する「漢那福地川リバーパーク基本計画」を2011年度から進めている。購入した国有地は同計画に基づき、本年度に公園と駐車場、16年度に観光センターを建設し、17年度にオープン予定。観光センターは現在の道の駅ぎのざに隣接して増築する。
 當真淳村長は「東海岸唯一の道の駅、やんばるの玄関口として整備して地域が充実するようにしたい」と期待を示した。
 沖縄総合事務局財務部の宮城貢総務調整官は「リバーパークの整備は地方創生のモデルケースになる。これからも連携を続けたい」と話した。