土屋實幸さん死去 泡盛業界発展に貢献


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 那覇市安里の栄町にある泡盛と琉球料理の店「うりずん」のオーナーで県泡盛同好会理事の土屋實幸(さねゆき)さんが24日午後7時22分、那覇市内の病院で死去した。

73歳。本部町出身。告別式は27日午後3時から4時、浦添市伊奈武瀬1の7の1、いなんせ会館3階で。喪主は長男徹(てつ)さん。
 1972年8月に洋酒が主流だった当時としては珍しい、県内全酒造所の泡盛をそろえる「うりずん」を開店した。74年に泡盛同好会(後の県泡盛同好会)の設立に関わった。
 97年に会員を募って百年古酒を育てる団体「泡盛百年古酒元年」を立ち上げた。設立当初約3千人の賛同者が集まり、注目を集めた。
 2007年に泡盛業界の発展に貢献したとして、県酒造組合連合会から「琉球泡盛賞」が贈られた。