看護師８５人全員合格　北部看護、創立２０年で初

　【名護】第１０４回看護師国家試験の発表が２５日あり、北部看護学校（名護市、山田みよ子校長）の新卒者８５人全員が合格した。創立２０年で初の快挙。

この日夜、合格率１００％を祝う会が同校で行われた。卒業生４０人以上が集まり、互いの健闘をたたえ合い抱き合ったり、教師らの拍手に満面の笑みで応えたり、喜びの輪が広がった。
　２月の国家試験を前に昨年末から兄貴分的な同級生長浜栄太さん（３５）が指導役となり自主的にグループ学習を実施したことが全体のレベルアップにつながった。長浜さんは「仲間と一緒に勉強し合格できてうれしい」と喜んだ。
　合格した大城喜子さん（２１）は「合格を確認し親への感謝の気持ちが湧いた」と話し、渡久地彩妃さん（２２）、野崎沙耶さん（２１）、立津由里恵さん（２１）も「患者に寄り添い、信頼される看護師になる」と目標を語った。
　今回の看護師国家試験は県内８校６４８人の新卒者が受験し６３１人が合格。琉大医学部保健学科も３１人全員が合格した。