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石垣焼窯元・金子晴彦さん(54)の個展がこのほど、フランス・マルセイユ市の展示館ヴィラバガテルで開かれた。在マルセイユ日本領事館が後援した。
マルセイユは南仏の光がさんさんと降りそそぐ温暖な都市だ。その昔、港町として栄えたヨーロッパ第1の都市として、アートを志す日本人の画家も皆、マルセイユを経由しヨーロッパ全土に渡って行った。そのマルセイユで金子さんの個展が行われたのは興味深い。金子さんが昨年9月に国際交流基金・パリ日本文化会館で開いた個展がきっかけとなり、在マルセイユ日本領事館の後援で、マルセイユ市での今回の個展が実現した。
2月18日のオープニングレセプションでは、金子氏にマルセイユ市長賞が授与され、メダルも贈られるなど歓迎ムード一色だった。
金子さんは「マルセイユの海もとてもすてきで、海をテーマに創作している者にとっては一度展示してみたかった所だ。海を題材とするテーマが一致したことで、展示が決まった。この展示会を機に、沖縄とマルセイユの友好が促進されることを願っている」と語った。
金子さんの作品は今後、9月のグランパレ宮殿でのアートクラフト展と、12月のルーブル美術館での絵画展での招待展示も決まっている。