農業大学校、宜野座を移転先最有力に決定 外部検討委


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県立農業大学校の移転先

 沖縄県立農業大学校の移転先を検討する「県立農業大学校移転整備外部検討委員会」は30日、宜野座村松田(約30ヘクタール)を最有力移転先に決定した。国道や県道が近く交通アクセスが良いことや土地造成が不要で経費が削減できること、牧草地やかんがい排水設備が整っていることなどが評価された。

 4月中旬、翁長雄志知事に委員会の答申を報告し、知事が正式決定する。
 宜野座村松田の候補地は沖縄自動車道宜野座インターチェンジから5分の距離にあり、交通アクセスが良い。近隣に和牛肥育センターや農業後継者等育成センターがあり、関連機関との連携が期待できることも評価された。
 一方、現在農業者へ土地を賃貸する土地改良区として使用されており「(学校建設は)本来の使用目的から外れる」との意見や、米軍キャンプ・ハンセンに隣接しており「安全性に疑問がある」といった意見も出たという。