県商工連、照屋会長が臨時総会で退任表明


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 沖縄県商工会連合会の照屋義実会長は30日の臨時総会で、5月に任期満了で会長を退任すると表明した。後任は来週開催する選考委員会で選任され、5月下旬の通常総会で承認される。会長候補には、北部から當山憲一氏(恩納村商工会会長)と中部から福里清孝氏(宜野湾市商工会会長)の2氏が挙がっている。

 会長の選考は県内4地区から推薦を募って4月上旬の選考委員会で選任する。今回は各地区からの推薦締め切りの3月30日までに南部と先島から推薦はなく、北部と中部からそれぞれ當山氏と福里氏が推薦された。當山氏は2009年から連合会の副会長を務める。福里氏は12年に宜野湾市商工会会長に就任した。
 副会長は会長選任後、会長選出の地区以外の3地区から推薦を受けて決定する。
 会長の任期は3年。照屋会長は12年に就任して1期目。照屋氏の商工会活動は長く、与那原町商工会に携わって38年を数える。
 就任時に照屋会長は会員数2万人を目標に掲げ、それを達成したことも今回の退任の理由に挙げた。
 30日の臨時総会で照屋会長は「就任からまもなく(任期の)3年となる。この場で退任表明し、皆さんに感謝したい」とあいさつした。
 県知事選で連合会の政治連盟が仲井真弘多氏を推薦した際、政治連盟の代表を辞任したことを念頭に、今回の会長退任について「圧力をかけられたことは全くない。誤解を招いて心配を掛けた」と述べた。