【北京共同】中国が設立を主導している国際金融機関、アジアインフラ投資銀行(AIIB)は31日、創設メンバーとなるための申請期限を迎えた。発展途上国の支援で既存の枠組みを支える日米両国が参加表明を見送る一方、欧州主要国を含む46カ国が名を連ね、中国の求心力が浮き彫りになった。具体的な組織づくりを進め、年内に正式に発足する。
中国はAIIBを自国の海外進出戦略の一環に位置付けている。既存のアジア開発銀行(ADB)や世界銀行と役割が重複しており、日米との主導権をめぐる駆け引きが激しくなりそうだ。
(共同通信)