県教委、男女混合名簿の導入で推奨文


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 沖縄県教育委員会は、学校で使用される名簿で性別を区別しない「男女混合名簿」の導入を推奨する文書を3月16日に各教育事務所、17日に県立学校にそれぞれ送った。男女混合名簿に関して県が文書を出すのは初。

 県教育庁によると、混合名簿は全国で導入が進んでいるといい、県教育庁義務教育課は「男女共同参画を推進する流れを受けた」と説明した。
 ただ、混合名簿導入は、各市町村の教育委員会や各県立学校が判断するため、文書には強制力がない。
 2014年度の県の調査によると、県内公立学校の男女混合名簿導入率は小学校10・9%、中学校10・7%、高校32・2%だった。