本部港でも大型客船 県観光行程表、機能整備を検討


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 県が27日公表した沖縄観光推進ロードマップ(行程表)は、「受入体制の構築戦略」として観光客を迎え入れる海の玄関口としての港湾整備も重点事項に掲げた。

増加する海外からのクルーズ客への対応で那覇港をさらに整備する。国内クルーズ船の受け入れとして、2016年度から本部港で大型クルーズ船に対応できるよう港湾機能を整備する検討に入る。
 本部港のほか、中城湾港は4万トン級が着岸できる係留施設の活用を検討する。石垣港はクルーズの大型化に対応できるよう、18年度から14万トン級のバース整備の事業化を目指す。
 平良港は現在、下崎地区の貨物船バースを利用して暫定的に5万トン級までのクルーズ船を受け入れているが、張水地区で7万トン級まで受け入れ可能な貨物船・客船兼用バースを整備する計画について、早期事業化を目指す。
 那覇港の整備では、現在ある若狭バースの拡張とは別に20万トン超級のクルーズ船が寄港可能な第2バースの整備を掲げた。第2バースの位置は未定で、今後検討していく。