企業の景況感、足踏み 3月の日銀短観、先行き悪化


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 企業の景況感は足踏みが続いている。日銀が1日発表した3月の企業短期経済観測調査(短観)は、最近の景況感を示す業況判断指数(DI)が大企業製造業で昨年12月の前回調査と同じプラス12だった。大企業非製造業はプラス19と2ポイント改善したが、先行き見通しは大企業、中小企業いずれも悪化し、中小企業全体の景況感も低迷した。

 原油安や円安を背景に企業収益は拡大しているが、消費税増税や物価高の影響が残り、個人消費の回復がもたついていることが響いた。景気の先行きには不透明感が漂っている。
 東京株式市場の日経平均株価は一時、約3週間ぶりに1万9000円を割り込んだ。
(共同通信)